2020.05.04 Monday/ |
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RECOMMEND
Live In Concert At Metropolis Studios London (2CD + DVD) (JUGEMレビュー »)
Bill Nelson & The Gentleman Rocketeers |
Bill Nelson / Blue Moons and Laughing Guitars [1992]
ビル・ネルソン :ブリティッシュ・ストレンジ 同時進行的に数多くのアンビエントなインスト集を数多く発表していた時期に発表された作品。バンド・アンサンブルを重視した曲作りは80年代にこそ見られたが90年代は少ないので、逆にアクセントとなり目立つ作品でもある。毎回ファンを喜ばせてくれるジャケットもこのアルバムでは華やかであり、ネルソン自身も楽しんで作品を作り上げた様だっ。(アルバムのコンセプトはギターとお月さまであります!)もちろん全ての楽器はネルソン自身が演奏しているし、曲も全て彼の手によるもの。独特のくぐもったヴォーカル・スタイルは狂気を増しており、どこかデビッド・ボウイを思い起こさせる声質と、ポップな中にもどこかクラウディなヒネクレ度指数が高く、ブリティッシュ・ポップ・ロックの屈折した所がお好きな方にはとてもオススメであります。2分から4分位の曲が全16曲収録されており、どの曲もネルソン節が冴え渡るのだが、”SPINNIN' AROUND”,”NEW MOON RISING”,”ANGEL IN MY SYSTEM”等の曲がお気に入りであります。一度聴き出すと麻薬中毒の様になり、この魔術にはまって一気に最後まで聴いてしまうのは私だけかしら?とてもクセになってしまうネルソンのストレンジ・サウンドはファンには堪らないものなのです。ほわーん、フニャーンとしたギター・サウンドとシンセ等のクセのある音使いは定番と言えるものです。(くれぐれも取り扱い注意ですぜ、ダンナ!)このアルバムはamazon等のサイトでも購入できますので是非御賞味アレ!
評価:
Bill Nelson Blue Plate Caroline ¥ 2,959 (1992-10-23) コメント:素人の演劇ですかね
Bill Nelson / Return To Jazz Of Lights [2006](CD)
多作で知られる(ファンの間だけでは・・と言うことネ!)ネルソンおじさんの2006年の作品です。この時期は本当に活発に活動していて(いつも何かやっていますけど・・)ステキなアルバムを量産しております。(まぁ、いつものことだけど・・・)2006年リリースはこのアルバムの他に[Arcadian Salon]、[Neptune's Galaxy]とありますが、その前後も年に数作の作品を発表してますです。その中でこの作品を何故取上げたかと申しますと、アルバム・ジャケットが素晴らしいからです・?(いやホントに)ジャケ写真に登場しているのは、ネルソンおじさんの奥様であられます、恵美子婦人の若かりし頃のお写真なんだそうでーすっ。毎回アルバム・ジャケで楽しませてくれるんですこのお方はっ・・。 サウンド的には、タイトルにお示しの様にギターサウンド(Jazz)を中心にシンセとリズムボックスを絡ませ、少々の歌モノ・・ってな内容となっております。ご安心してご賞味ください。 2000年代に入ってからのアルバムは、ほとんどがネルソンおじさんの自主レーベルである「Sonoluxe」からのリリースとなっていて・・。そりが、通販大手のamazonさんやHMVでは取り扱っていないので、直接のお取り寄せになってしまいます。ですから英国のSOS(サウンドオンサウンド)のサイトからの購入等に限られてしまいます。ウエーン(ポンドはドルより円で換算するとまだまだ高くなってしまうので、アルバム一枚が2000円前後してしまうぜっ・・・送料もかかるしっ・・)しかーし、一部の熱狂的なファン(マニア)は、遠く離れた偏狭の地まで届けていただくご依頼を大英帝国にお頼み申すのでござった。。 あの、(レロレロレロローン)という感じのギターが聴くことができます。
Bill Nelson / Atom Shop [1998]
1980年代半ばより、長い間日本の音楽ギョーカイから無視し続けられていた、ビル・ネルソンの新作が日本でも正規発売となったものがある。キング・クリムゾン関連のアルバムを発表している「ディシプリン・グローバル・モービル」から、と言うのが私的にはニヤリと来たのだが・・・。そりは、デビッド・シルヴィアンのアルバムでロバート・フリップと共演したからなのか、元々の知り合いなのかは詳細不明だっ。なにはともあれ、日本においてビル・ネルソン名義のアルバムが発売されたと言う事が画期的なのであるからして・・・。当時はバンザーイ!であるっ。相変わらずポップな中にも、何か雲か霞がかかった様な感触の楽曲の出来映えはどうだろう・・・ファンなら思わずウフフであろう。アルバムのコンセブトは、50,60年代のアメリカ産のノスタルジーを感じさせるもので、豊かな時代への回帰趣味か・・・?ポップ・カルチャーやビート・ジェネレーションをモロに子供の頃に影響を受けたネルソンの、今後訪れる近未来への期待が含まれている様に感じられる。元々のアイデアでは資金をキチットと調達して、最新のスタジオと機材を使い腕利きのミュージシャンにアルバム作りを手伝ってもらうはずたった、とネルソン自身コメントしているが、デモ・トラックの集まりの様なこの作風の方がビル・ネルソンのソロ・アルバムらしくてGOODであります。ファンとしては次なる作品を日本発売と期待してしまうのだが、色々と仕事をもっている彼なだけに今作品の様な感触のアルバムが日本で登場するまでは、長い月日を待たされるかもしれない。 (??・・ってサッパリ発売されませんなぁぁオリジナルの新作を日本では・・・)
Bill Nelson's Orchestra Arcana / Optimism [1988]
ビル・ネルソンのワークスは大きく分けて2つになり、サウンド・コラージュ的なインスト中心のものとバンド・アンサンブルを重視した歌ものである。このアルバムはその2つの要素の良質な部分を上手く調和させた数少ないものだっ。ジャケがまたすばらしい!この男はセンスがいいのか悪いのか判断に困るのだが、50,60年代の古き良き時代の生活風景をよく題材にとっている様である。当時の華やかな雰囲気がお好きなのか”Atom Shop ”でも使用している。マルチ・インスト奏者 であるネルソンはギターはもちろんの事リズム・ボックスの使い方が独特であり、彼のサウンド・メイキングを手本にしているアーティストは数多くいると思われる。ダテに70年代から第一線で活躍していないのである。このアルバムはポップ・フィーリングの中にもお得意のヒネクレ要素を巧みに取り入れ一気に聴かせる所はさすがであり、”Getting the Holy Ghost Across”がヨーロッパ的な作りなのに対してこちらは実にアメリカーンなのである。(しかし、単に軽い感触だけでは終わらない!)ヴォイスは依然にも増して、モゴモゴとくぐもった感触が顕著に現れておりBe Bop Deluxe時代の前面に打ち出す方向とは逆だっ。そうすることによってインスト部分がより鮮明に聴き手側に伝わってくる。ギターリストとしては英国屈指の腕前のネルソンだが、他のシンセ等のエレクトロニクス周辺もお得意なので、その辺がお好きに方にもオススメで有ります。エレクトロ・ポップ・ロックの隠れた名盤(迷盤)かもしれない!
IQ / Frequency
1. Frequency 2. Life Support 3. Stronger Than Friction 4. One Fatal Mistake 5. Ryker Skies 6. Province 7. Closer ここ10年くらいの間に発表されたアルバムの中でも屈指の出来栄えであった前作「Dark Matter」から5年経過・・その間にバンドの中心にいたキーボードのマーティン・オーフォードが脱退し、今後のIQの行く末が心配されてきましたが・・・ここに登場してきた本作を聴く上では「そんな心配はいらないよ・・」とメンバーの声が聞こえてきそうです。新加入のキーボード奏者のMark Westworthは2007のオランダで行われたライブで過去の名曲も見事に弾きこなしています。これで一安心。ライブでメンバーの力量を探り、スタジオ盤の製作に入ったのかしら・・。 2005年のDark Matterのツアーではドラマーのポール・クック(Dr)が抜けていて、今作で叩いているアンディ・エドワーズ(Dr)がタイコ叩をしていましたが、本作ではアンディ・エドワーズがキッチリと役目を果たしています。(・・が、またまたポール・クックに交代したとか・・) メンバーが代わっても変わらぬIQのスタイルにファンは一安心・・・。ピーター・ニコルスの落ち着いた感じの歌も楽曲にマッチしていて、80年代のポンプ・ムーブメントから続いているバンドのアイデンティティーも継続されています。なんといってもインテリジェンス溢れる楽曲スタイルは英国特有のモノであります。他の国のバンドではこのようなアルバムは作れますまい。 叙情性を保ちながらもキレのある演奏を駆使し、アルバムにコンセプトを待たせて楽曲を組み立てる。そんな職人芸が垣間見れる新生IQの自信作なのではないでしょうかぁぁ。
ブリティッシュ・プログレ/ポンプの雄である、IQのキーボード奏者、マーティン・オフォードの2枚目ソロ・アルバム。本人は、IQを脱退しロック・シーンからの引退を表明しているので、ラスト作にして最高傑作を発表したことになる。それほどこのアルバムの出来はヨロスイと言える。2008年に発表されたブリティッシュ・プログレ/ポンプ作品の中でもトップの作品といえるでしょう。
その最後の花道に対して豪華なゲスト陣が多数参加しています。 Gary Chandler (Jadis), Nick D’Virgilio and Dave Meros (Spock's Beard), John Wetton, John Mitchell and Steve Thorneというのだから、ASIAとJadisにSpock's Beardを足してIQで割ったような感じです。(いったいどの様な?)あと、IT BITESもかなぁぁ。 IQとJadisのファンならば、何故このような素晴らしいアルバムを発表できるのに、バンドでの作品作りをしなかったのだろう??と思っていることでしょう。 残念でなりましぇん!! JUGEMテーマ:音楽
ニール・モーズの最近の活動の量はハンパではなく、2007の"Sola Scriptura"を発表して、オランダのライブDVDでの驚愕のパフォーマンスを目の当たりにして・・この男は本当にワーカホリックなんだなぁぁ・・。そんな事を思っていた矢先に登場の2008年作品。
これまで発表してきた作品の上を行くアルバムであることは間違いがなく、本当に乗っているなぁぁモーズさん・・と言ってやりたくなります。 ボトムスはいつものマーク・ポートノイ(Drum)とランディ・ジョージ(Bass)。今作はギターが前面に出たり、キーボードの感触が70年代風味を醸し出しているので、テーマとすれば、これまでのモーズさんの音楽活動でのLifelineなのかぁぁと・・。もはや、元スポックス・ビアードの称号はいらないでしょ・・。
本国アメリカでは話題になっている新生ジャーニーの2枚組のアルバム! スティーブ・オウジェリーが加入して、それまでのジャーニー好きをホッとさせた「アライヴァル」以降の作品では一番アピールできる仕上がりと思われます・・。 今回新しくジャーニーの仲間入りした新ヴォーカルのArnel Pinedaさんは、YouTubeに投稿されたフィリピン人ロッカーだった人。すでに米国ではツアーが行われていて、各地で好評を博しているとのこと・・・日本にはいつ頃おいでになるんでしょう? 2枚組のアルバムといっても、Disc2はベスト選曲の再録ものなので、これは従来からのファンサービスといってもよいと思われます。そして、なにより新加入のArnel Pinedaさん・・またまたスティーブ・ペリー似な声のお方・・・。ニール・ショーンは本当にペリーの声がお好きなのねぇぇと思ってしまう拙者なのでありまんした。(だったら、ケビィン・チャルファントを起用すればいいんじゃなーい?) JUGEMテーマ:音楽
規則的なオリジナル4枚出してから・・ライブ盤の発表・・が崩れてからというもの、RUSHのライブ盤(DVD含めて)がここ数年で多数登場してくる点はファンにはとてもウレスイところ・・・。 しかし、日本でライブを行う日が訪れる気配はないのが現状・・・トホホ。 今回のライブ盤は、2007年10月16〜17日 オランダのロッテルダムでの収録なので、最近はヨーロッパでの活動が順調に行われている証拠かなぁぁ。もっとアジアにも目を向けてっー・・。 もちろん2007に発表したアルバム「Snakes & Arrows」のお披露目ライブなのだが(9曲収録)、ライブバンドとして評価を確立されている彼らなだけに、おなじみの名曲が多数収録されている点もヨロスイ・・。他のライブ盤で演奏されている同曲と聴き比べるのも、楽しいものですぜアニキ!そして、いままでライブ盤に収録されてこなかった曲、"Circumstances"、"Enrtre Nous"が収録されているのでありまんす。そのかわり他のライブ盤に何度も登場する曲が入ってなかったりしますが・・・。個人的には、「Moving Pictures」に入っている"The Camera Eye "をぜひスタジオ盤と寸分違わぬアレンジでライブ演奏してホスイのだがが・・・。キーボードがふんだんにはいっているから難しいのかなぁぁ。 でもでも、やつぱりっ生で観たいのでありまんすっ! JUGEMテーマ:音楽
最高の映像と高音質のサウンドでピンク・フロイド&デビッド・ギルモアのファンに対する宝物がこのDVD。ブルーレイデイスクでのリリースもあるが、一般的なDVDでもそのクォリティは堪能できる。David Gilmour In Concert (2002年)はアコースティックなライブだっただけに本格的なバンド演奏は本当にウレスイ限りであるばかりでなく、演奏曲をコンプリートに収録している点は二重丸を上げたい。そして、豪華なゲストも見逃せないポイントのひとつであり、デヴィッド・ボウイ、クロスビー&ナッシュ、ロバート・ワイアット等々会場のロイヤル・アルバート・ホールに詰め掛けた聴衆もスタンディングで大賑わいでありまんす。ギルモアを支える演奏陣もギターのフィル・マンザネラや、80年代からツアーやレコーディングに参加しているジョン・カーリン(Key)ガイ・プラット(Bass)らがガッチリと固めているので、ずーっと続けているバンドのように安心して聴くことができるもの・・・。しかーし、なんといってもリチャード・ライトの参加が、このライブを成功させた一番のポイントだということは誰もが承知のこととは思いますが・・。ライブ8のようなイベントごと以外でピンク・フロイドとして活動を続けていくことは難しいと思われるので、今の所この作品がピンク・フロイド&デビッド・ギルモアのファンにとっては一番の映像作品であることは間違いのないことでありましょう。あとは、ザ・ウォールのライブをリマスターしてDVD化されるのを待つばかりかなぁぁ・・。
まぁ、この作品は2006年7月7日に亡くなったシド・バレットに対する鎮魂歌である意味合いが濃い。だからこそ、古い作品からの収録も含まれていたりするるる。
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