2020.05.04 Monday/ |
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Bill Nelson & The Gentleman Rocketeers |
Bill Nelson's Orchestra Arcana / Optimism [1988]
ビル・ネルソンのワークスは大きく分けて2つになり、サウンド・コラージュ的なインスト中心のものとバンド・アンサンブルを重視した歌ものである。このアルバムはその2つの要素の良質な部分を上手く調和させた数少ないものだっ。ジャケがまたすばらしい!この男はセンスがいいのか悪いのか判断に困るのだが、50,60年代の古き良き時代の生活風景をよく題材にとっている様である。当時の華やかな雰囲気がお好きなのか”Atom Shop ”でも使用している。マルチ・インスト奏者 であるネルソンはギターはもちろんの事リズム・ボックスの使い方が独特であり、彼のサウンド・メイキングを手本にしているアーティストは数多くいると思われる。ダテに70年代から第一線で活躍していないのである。このアルバムはポップ・フィーリングの中にもお得意のヒネクレ要素を巧みに取り入れ一気に聴かせる所はさすがであり、”Getting the Holy Ghost Across”がヨーロッパ的な作りなのに対してこちらは実にアメリカーンなのである。(しかし、単に軽い感触だけでは終わらない!)ヴォイスは依然にも増して、モゴモゴとくぐもった感触が顕著に現れておりBe Bop Deluxe時代の前面に打ち出す方向とは逆だっ。そうすることによってインスト部分がより鮮明に聴き手側に伝わってくる。ギターリストとしては英国屈指の腕前のネルソンだが、他のシンセ等のエレクトロニクス周辺もお得意なので、その辺がお好きに方にもオススメで有ります。エレクトロ・ポップ・ロックの隠れた名盤(迷盤)かもしれない!
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